錦織、初戦はフルセットに持ち込まれる 全豪OP開幕

 「テニス・全豪オープン」(16日、メルボルン)

 今年の四大大会(グランドスラム)初戦が開幕。男子シングルス1回戦の第1試合で、第5シードで世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が世界ランキング45位のアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)と対戦。錦織は第1セットを5-7で先取され、第2セットを6-1、第3セットも6-4で連取したが、第4セットをタイブレークによる6-7で落とし、最終セットへ持ち込まれた。

 四大大会の男子シングルスは5セット方式で3セットを先取した方が勝利となる。

 第1ゲームは錦織のサービスで始まり、4-4での第9ゲームで錦織が先にブレークされて4-5となったが、第10ゲームでブレークをし返して5-5。しかし、次の第11ゲームでもクズネツォフにラブゲームでブレークを取り返されて5-6となり、このセットを落とした。

 第2セットは2-1での第4ゲームを錦織がブレークして3-1として流れをつかむと、4-1での第6ゲームもブレークに成功して5-1。次の第7ゲームもキープしてセット数を1-1にした。

 第3セットは錦織が1-2での第4ゲームをブレークされて1-3となったが、第5ゲームでブレークをし返して2-3。さらに3-3での第7ゲームをラブゲームでブレークして4-3。5-4の第10ゲームをキープしてこのセットを取った。

 第4セットは錦織が第2ゲームをクズネツォフにブレークされて0-2とされ、第3ゲームでブレークをし返したが、第4ゲームでもブレークを許して1-3。それでも錦織は第5ゲームで再びブレークをし返して2-3と、ここまで4ゲーム続けてのブレーク合戦を展開。次の第6ゲーム錦織がサービスをキープして3-3とすると、その後は互いのサービスキープが続き6-6でのタイブレークへ入った。

 先に7ポイントを取るか、6-6以降は2ポイント連取した方がそのセットを取るタイブレークで、錦織は6-7からのサービスをミニブレークされて、このセットを失った。

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