伊藤美誠が不覚…2回戦で敗れる 美宇、加藤は準々決勝進出
「卓球・世界ジュニア選手権」(5日、南アフリカ)
女子シングルス3回戦で平野美宇(エリートアカデミー)と加藤美優(吉祥寺ク)が勝って準々決勝へ進んだ。リオ五輪団体銅メダルの伊藤美誠(スターツ)は2回戦で韓国選手に3-4で競り負けた。早田ひな(福岡・希望が丘高)も敗退した。男子シングルス2回戦では張本智和(エリートアカデミー)がイタリア選手を4-1で下して3回戦へ進んだが、龍崎東寅(エリートアカデミー)木造勇人(愛知・愛工大名電高)は敗れた。
女子団体に続いてシングルスで2個目の金メダルを狙った伊藤は、2回戦で不覚を取った。カットを武器にする韓国選手を攻略できずにフルゲームで敗れ「優勝しか見ていなかった。最低でもメダルを取りたかった」と、ため息交じりに語った。
団体では世界一の原動力になったが、ダブルス、シングルスでは早々に敗退し「優勝した後、気持ちの切り替えができていなかったのかな」と反省した。
休む間もなく8日からは世界ランキング上位選手によるワールドツアー・グランドファイナル(ドーハ)に出場する。16歳の五輪銅メダリストは「一人でも多く勝ちたい」と次の目標を見据えた。