重量挙げ、トルコ選手「銀」剥奪 三宅ら繰り上げへ

 【ロンドン共同】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は1日、2008年北京五輪重量挙げ女子48キロ級2位のセビル・オズカン(トルコ)をドーピング違反で失格とした国際オリンピック委員会(IOC)の処分が確定したと発表した。今年7月に処分を下されたオズカンが取り消しを求めた提訴をCASが却下。同選手の銀メダル剥奪が決定した。

 北京五輪のこの階級で日本選手は三宅宏実(いちご)が6位、大城みさきが8位だったが、順位は一つずつ繰り上がる見通しとなった。

 IOCが最新技術で当時の検体を再検査し、オズカンは筋肉増強作用のある禁止薬物のスタノゾロールに陽性反応が出た。

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