関学大V奪還!立命との全勝対決で圧倒 WR池永69ヤード走り抜きTD

 「関西学生アメフット、関学大22-6立命大」(20日、万博記念競技場)

 関学大が立命大との全勝対決を22-6で制し、2年ぶり55度目の優勝を果たした。関学大は甲子園ボウル(12月18日)出場を懸けて12月4日の西日本代表決定戦(万博)に出場する。関西2位の立命大は西日本代表校決定トーナメントの4回戦に回り、27日に名城大(東海代表)と対戦。勝てば再び関学大と対戦することになる。

 関学大に勝利を決定づけるスペシャルプレーが飛び出したのは第3Qだった。QB伊豆(4年)からリバースでトスを受けたWR池永(4年)が味方の好ブロックにも助けられながら左サイドを一気に駆け上がる。69ヤードを走り抜いてTD(キック成功)。20-0となり、立命大に大きな一撃を与えた。

 「この試合に備えて夏から伊豆と2人で準備していたプレー。イメージ通りにうまくいった」と池永。3年前の主将だった兄・健人さんから前夜「思い切ってやるだけやぞ」と電話で激励され、「(観戦した)兄の前でいいプレーができた」と顔をほころばせた。

 昨年、6連覇を阻まれたライバルとの一戦は終始、関学大のペースだった。第1Q、伊豆からWR松井(2年)への30ヤードTDパスで先制すると、第2QにはエースRB橋本(4年)の中央ダイブで追加点。さらに第4Qには主将のLB山岸(4年)が相手エンドゾーンで強烈なQBサックを決めるセーフティーまで飛び出した。

 しかし、会心の勝利で覇権を奪回した“青い戦士”に笑顔はなかった。西日本代表決定戦で再び立命大と対戦することは確実。そこで勝たないと甲子園ボウルには進めない。「必ず立命は強くなって帰ってくる。我々もしっかり準備をして迎え撃ちたい。次も勝って日本一まで駆け抜けていきたい」。山岸主将は2週間後の大一番を見据えた。

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