16歳池江が2冠「意地見せられた」

 「水泳アジア選手権」(18日、東京辰巳国際水泳場)

 競泳などが行われ、女子50メートル自由形は、16歳の高校1年・池江璃花子(ルネサンス亀戸)が24秒90で優勝した。池江は同50メートルバタフライも25秒74で制し、2冠を達成した。

 泳ぎ出せばスイッチが入る。目標は「優勝というよりメダルを狙った」と控えめだったものの、疲れ知らずのスピードスターは2種目を立て続けに制覇。バタフライを泳いだ直後の自由形では0・01秒差で中国選手を下し、「疲れがあるかと思ったけど、自分の中の50メートル自由形への意地は見せられたかな」と日本記録保持者のプライドをのぞかせた。

 短距離の女子自由形は、エースだった内田美希(東洋大)らがリオ五輪後に引退し、池江は「私が引っ張る立場」と責任感を口にしている。この日は1学年下の大内紗雪(ダンロップSC)に予選のタイムでは敗れたものの、決勝では貫禄を見せつけた。

 「五輪が終わってすぐだけど、もう東京五輪に向けて、少しずつでも成長していければ」。女子短距離の新エースが日本代表をけん引する。

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