世界柔道銀の七戸、指導4つ悪夢3回戦敗退 終盤48秒で3連続指導

 「柔道・講道館杯全日本体重別選手権」(13日、千葉ポートアリーナ)

 男子100キロ超級3回戦で、14、15年世界選手権銀メダルの七戸龍(28)=九州電力=が、全日本学生王者の太田彪雅(18)=東海大=に破れた。中盤に大内刈りで先に有効を奪ったが、終盤は前に突進してくる相手に押された。試合時間残り48秒から立て続けに3連続で指導を取られ、指導4つとなり、まさかの一本負け。厳しい判定となったが、「守りに入ったわけではない。なかなか組ませてもらえず、組手争いの中で下がってしまった」と唇をかんだ。

 同級では原沢久喜(日本中央競馬会)に破れ、今夏のリオデジャネイロ五輪の出場を逃したが、気持ちを切り替えて臨んだ。「練習もそこまで休まずやってきた。講道館杯に合わせて、調整もしっかりできた」。20年東京五輪に向けては明言を避けたが、「毎年毎年、1年1年が勝負だと思っている。目の前の試合が今後につながる」と声を絞り出した。

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