白鵬、史上3人目の通算千勝「3日目で決めて、あとはのびのびと」

 「大相撲九州場所」(13日初日、福岡国際センター)

 秋場所を全休し、右足親指と左膝の手術を受けた横綱白鵬(31)=宮城野=が10日、福岡県篠栗町の宮城野部屋での朝稽古後に九州場所の出場をあらためて明言。あと3勝に迫った史上3人目の通算1000勝に向けて「3日目で決めて、あとはのびのびと相撲を取りたい」と宣言した。

 歴代最多の優勝37回を誇る横綱でも、休場明けの勝負の土俵を前にした高揚感は抑えられない。朝稽古では、土俵を慈しむように四股とすり足を黙々と繰り返し、自らごみを見つけて拾う一幕もあった。

 福岡入り直後は、調整不足の不安をのぞかせたが、初日まで1週間を切って、出稽古を含め、精力的に番数をこなして「忘れていたくらいの新鮮な気持ち。9割というところ」まで仕上げてきた。あと3勝に迫っている1000勝については「3日目で決める」と言い切った。

 この日の九州場所前夜祭では、土俵入りを披露して大歓声を浴びた。宮城野部屋の激励会では、福岡・博多座の公演に出演中の市川海老蔵と中村獅童からも応援されるなど、千両役者ぶりも発揮した。

 綱とりで話題をさらう大関豪栄道の好調ぶりもチェック済みだ。「自分も豪栄道も前半だよね」と1000勝と合わせて序盤戦を見どころのひとつに挙げた。もちろん、大記録達成でスタートダッシュし、1年の納めの九州で主役を譲るつもりはない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス