羽生結弦は及ばず、2位 なぜか鬼門のGP初戦、7年連続V逸
「フィギュアスケート・GPシリーズ・スケートカナダ」(29日・ミシソーガ)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位と出遅れたソチ五輪金メダリストの羽生結弦(21)=ANA=はフリートップの183・41点をマークし巻き返したが、総得点263・06点で2位に終わった。SP1位のパトリック・チャン(カナダ)が266・95点で連覇を達成した。
もはやフィギュア界の大きな謎の一つといっていいかもしれない。SP4位から巻き返した羽生だったが、チャンには届かず2位。GPシリーズ初戦は、2012年から5年連続2位で、10年のシニアデビューから7年連続のV逸となった。
羽生の2010年意向のGP初戦シリーズ初戦成績は次の通り。
2010年
NHK杯 4位
2011年
中国杯 4位
2012年
スケートアメリカ 2位
2013年
スケートカナダ 2位
2014年
中国杯 2位
2015年
スケートカナダ 2位
2016年
スケートカナダ 2位
シニアデビュー以降、出場大会では37戦17勝と、5割近い勝率を誇るが、なぜかGP初戦は鬼門となっている。ただ、初戦の悔しさをバネにしていくのもまた、羽生の真骨頂。昨年はGP2戦目のNHK杯、そしてGPファイナルと世界記録の得点を連発した。
例年同様、次戦のNHK杯(11月・札幌)、そして4連覇の懸かるGPファイナル(12月・マルセイユ)で巻き返しを狙う。