空手の植草 自身初の世界選手権決勝へ 「やっと自分の壁を突破できた」

 「空手・世界選手権」(26日、オーストリア・リンツ)

 個人組手は男子84キロ級で2大会連続2位の荒賀龍太郎(荒賀道場)が順当に勝ち上がり、29日の決勝に進出した。女子68キロ超級で2大会連続3位の植草歩(高栄警備保障)は初めて決勝に駒を進めた。男子75キロ級の渡辺大輔(日本空手松濤連盟)、女子68キロ級の染谷香予(テアトルアカデミー)はそれぞれ敗退。空手が2020年東京五輪の追加種目に正式決定して初となる大会には約120カ国・地域から1千人以上が参加し、個人、団体の形と組手を実施。組手は男女各5階級で、東京五輪では各3階級に絞って行われる。

 個人組手の女子68キロ超級で悲願の決勝進出を決めた植草は、跳び上がって喜んだ。前回まで2大会連続3位。準決勝はイランの難敵に競り勝ち「やっと自分の壁を突破できた。しっかり勝負できた」。昨年の全日本選手権を初制覇し、東京五輪で期待される24歳。持ち前のスピードとパワーに加え、防御や機動力もレベルアップ。「ここまでは80点。優勝したら100点」と女王の座を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス