カープのように…JT筧本が飛躍誓う バレーボール・プレミアリーグ22日開幕

 22日にバレーボール(V)・プレミアリーグが開幕する。23日に開幕戦を迎えるJTサンダーズは連覇を目指した昨季、5位に低迷した。ただ、第65回黒鷲旗で優勝、先の岩手国体では6年ぶり7度目の優勝を飾った。2季ぶりのV・プレミアリーグ優勝を目指すチームにただ一人、広島県出身の筧本翔昂選手(29)がいる。開幕を前に地元の雄は、意気込みを語った。

 広島に本拠地を置くJTの中で、ただ一人の地元出身者である筧本は、優勝した岩手国体で躍動した。「出る機会を与えてもらって生かせた」とV・プレミアリーグ開幕を前に手応えをつかんだ。

 大型ミドルブロッカーは、昨季途中から不調に悩み前季の半分にも満たない33セットの出場に終わり「ふがいなかった」と屈辱を味わった。それだけに「“今年は”という思いはある。国体が弾みにできたらと思う」と20代最後のシーズンに意欲をみなぎらせた。

 中学時代にJTのコーチらが指導する「トップス広島バレーボール学校(JTサンダーズジュニアチーム)」が開校した。その一期生として入団し、地元の江田島から広島市内まで通った。高校は神辺旭に進み、広島代表として2005年の岡山国体・少年の部で優勝。大学は東亜大に進み、バレーに没頭した。そして地元のJTに入社。「ずっと見てきたチームに所属させてもらっている」と、あこがれのユニホームに袖を通した。

 「カープ、サンフレッチェを含めて広島が好きですね。カープが優勝した。その勢いをもらってます。同じ広島でやっているのもあるので、盛り上がっていける」。広島愛を口にした筧本にとって、今季は飛躍の年としたい。

 恵まれた体格を生かした豪快なブロックは、チームにとって必要不可欠。「はじめは途中からでもいいんで、実績を残せたらと思う」と前をみつめた。チームは2季ぶりの優勝を狙う。「チームが勝つのが大前提だけど、コートに立っていないとさびしい」。地元の雄として、V・プレミアリーグ優勝に貢献することを誓った。

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