ボート会場、現計画維持を要望 協会理事会で確認

 日本ボート協会は30日、東京都内で理事会を開き、2020年東京五輪・パラリンピックのボート会場を、予定されている「海の森水上競技場」から変更しないよう東京都などに求めていくことを確認した。開催費用などを検証する東京都の調査チームが29日に同競技場を含む3施設の見直し案を提示し、ボートとカヌー・スプリントは代替候補地として、宮城県登米市の「長沼ボート場」を挙げている。

 協会によると、14年に国際ボート連盟が長沼ボート場を含む国内8カ所を視察した上で現計画に決まった。競技力向上には国際大会が開催できる恒久施設が首都圏に必要だとし、建設を求める姿勢を示した。

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