大坂なおみツアー初優勝ならず ウォズニアッキにストレート負け

準優勝のトロフィーを手にウォズニアッキ(右)と記念写真に納まる大坂=有明コロシアム(撮影・棚橋慶太)
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 「女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン」(25日、有明コロシアム)

 シングルス決勝で世界ランク66位の18歳、大坂なおみは同28位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に5-7、3-6のストレートで敗れ、ツアー初優勝はならなかった。

 初対戦となった2人の試合はウォズニアッキのサービスで第1セットが始まり、先に大坂が1-1から第3ゲームをブレーク。ウォズニアッキも第6ゲームをブレークして3-3となると、続く第7ゲームを大坂がブレークして4-3とリードした。

 ここでウォズニアッキはいったんコートを離れて控え室へ戻った。この間、大坂はコートサイドでやや時間をもてあまし気味。ウォズニアッキは左太ももにサポーターバンドを巻いてコートに戻ると、次の第8ゲームもブレークして4-4。その後は互いにサービスをキープし、大坂が5-6で迎えた第12ゲームをウォズニアッキにブレークされた。

 第2セットはウォズニアッキのサービスで第1ゲームが始まり、大坂はこのゲームでのブレークチャンスを逃すと、第2、第4ゲームをともにラブゲームでブレークされた。

 観客席はこのまま大坂の完敗かという雰囲気となったが、1-5で迎えた第7ゲームを大坂がブレークすると、第1セットでの大きな拍手と歓声が戻った。大坂は第8ゲームをキープして3-5としたが、次の第9ゲームをキープされてゲームセットとなった。

 高速サーブを武器にツアー初優勝を目指した大坂は1995年に優勝したクルム伊達公子(エステティックTBC)以来21年ぶりとなる、日本勢の決勝進出を果たしていた。

 大坂は1997年10月16日、大阪市出身。父はハイチ出身の米国人で母は日本人。3歳で米国に移住し、父の影響でテニスを始め、2013年にプロ転向。今年の全豪オープンで四大大会の本戦に初出場し3回戦に進んだ。200キロを超えるサーブが魅力。180センチ、69キロ。

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