【サンパウロ共同】リオデジャネイロ五輪の聖火リレーは24日、ブラジル最大の都市サンパウロを通過し、日系2世の小川彰夫さん(73)が走者を務めた。ブラジルの日系人社会は世界最大で、その中でもサンパウロ州は最多の約100万人が暮らす。小川さんは「日系人の代表として参加できたことは本当に誇らしい」と感慨深げに話した。
サンパウロ市生まれの小川さんは「日系ペディア」や「日系WEB」などを運営し、日系社会の情報発信を続けてきた。聖火リレーの公式協賛社である日産自動車に功績を認められ、走者に選ばれた。
沿道で日系人や日本企業の現地法人に勤務する人たちが声援を送った。