愛知学泉大が4年ぶりVに向け圧勝4強

 「デイリー主催・西日本学生バスケットボール・女子準々決勝、愛知学泉大88-38日本経済大」(10日、大阪市中央体育館)

 男女準々決勝各4試合が行われ、女子は最多20度の優勝を誇る愛知学泉大が日本経済大に88-38で圧勝し、4強入りした。黄金期を築き上げた名将・木村功監督(66)が、今年から15年ぶり指揮官に復帰。常勝軍団へと意識改革されたチームが4年ぶりのV奪回を狙う。11日は男女準決勝各2試合がエディオンアリーナ大阪で行われる。

 ハーフタイムで監督の指示はない。選手同士でマークの徹底を再確認した後半、愛知学泉大がペースを握った。PF鷹のはし公歌(3年)ら守備からリズムを作ると、PG内堀紫菜主将(4年)が切り込み、得点を重ねた。

 一気に突き放し、終わってみれば50点差の圧勝。チーム最多15得点と攻守に奮闘した鷹のはしは「流れを変えられた」と力を込めた。

 15年ぶりに復帰した木村監督で変わった。1981~2001年まで指揮し、大会V20、インカレVなど常勝軍団を築き、昨年まで社会人の強豪・シャンソンを率いた。

 昨年までは決まり事に従うだけのチームに、名将は「自分たちで考えるプレー」を注入した。内堀は「最初はみんな戸惑ったけど、みんなで話し合って修正する時間が増えた」と、選手に意見が飛び交うようになった。

 4強進出にも「勝ちたいと、絶対勝つは違うんだ!!」など20分も説教を続けた。内堀は「先生はいろんな知識を持っていてすごい。でも、話はとりあえず長い…」と苦笑い。4年ぶりV21へ好ムードだ。

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