福原愛、中国コーチに“弟子入り”

 卓球女子でリオデジャネイロ五輪代表候補に内定している福原愛(27)=ANA=が2日、欧州遠征から羽田空港に帰国した。ドイツ・オープンでは、カット主体の中国選手に敗戦。試合後、課題克服のために中国のコーチにアドバイスを受けたことを明かした。

 「積極性に欠ける人間」と自己評価する福原は勇気を振り絞り、ライバル国の門をたたいて“弟子入り”志願。ドイツの会場で、自身が準々決勝で敗れた武楊と石川佳純(全農)の決勝を観戦しながら、中国チームのコーチと卓球談義に花を咲かせた。

 カット主戦型は相手の攻撃に対して、下回転を中心とする変化を付けて返す独特のプレースタイル。「カット対策で『もっとこうしたほうがいい』とか、練習やトレーニング内容を教えてもらった。やはり中国は強いなりの理由がある。そこのコーチからはどう見えているかと」。卓球王国の真髄を聞き出し、進化へのヒントを得た。

 五輪前哨戦の世界選手権団体戦(28日開幕、クアラルンプール)では、カット選手を擁する北朝鮮などとも対戦するだけに、“お土産”をフル活用する。

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