羽生が内村、大谷を“質問攻め”
フィギュアスケート男子の羽生結弦(21)=ANA=が15日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席し、同席したプロ野球、日本ハムの大谷翔平投手(21)、体操の“絶対王者”内村航平(27)=コナミスポーツ=に“徹底取材”を敢行した。
まず同じ1994年生まれの大谷と同じステージに立つと「テレビで拝見するよりも大きい。自分はこんなに小さかったんだなと思った」と、身長で約20センチ、体重で約50キロの体格差に圧倒された様子。幼少期は野球をやっており、元野球少年の血が騒いだのか「どうやったらああいう重みのある球を投げられるんですか?」と目を輝かせながら質問し、大谷の答えに耳を傾けていた。
その後、懇親の場では、世界大会7連覇中の体操界のキング、内村に突撃。表彰式後に取材に応じた内村が「羽生くんとちょっと話をしました。僕からというか、一方的に聞かれた」と明かすほど、同じ採点競技の“絶対王者”を“質問攻め”にした。
内容は「体操の床は海外では跳ね方は違うんですか?」「体操のひねりは真っすぐやるんですか?」など。内村は「体操選手にしか分からないことを言っても、分かっていた。すごく研究熱心。だから金メダルを取れるんだと思う。僕も刺激を受けた」と、感心したように話した。
昨年は2度、300点超えの異次元世界記録をマークした“氷上のプリンス”だが、貪欲にさらなる進化へのヒントを見つけ出そうとしているようだった。