女子セブンズ・中国戦「死ぬ気で」勝つ

 「女子ラグビー7人制・リオ五輪アジア予選」(28日、秩父宮)

 7人制ラグビーのリオデジャネイロ五輪アジア予選東京大会(28、29日)に向けて合宿中の女子日本代表が24日、試合会場の東京・秩父宮ラグビー場での練習を一部公開した。7、8日の香港大会で優勝し、2大会での合計ポイント1位で獲得となるリオ切符を目指し、主将の中村知春(27)=アルカス熊谷=は「初戦の中国戦がカギになる」と気を引き締めた。代表メンバーは27日に発表される。

 守りに入らず、初戦から全力を傾ける。五輪切符争いで優位に立っている日本代表だが、「リセットする気持ちで臨む。初戦がカギになるので、出し切ることをテーマにやってきた」と中村。強豪カザフスタンも1点差で追うだけに、気の緩みは全くない。

 東京大会での戦況を占う上でも黒星発進は避けたいが、28日の初戦の相手は、香港大会で唯一敗れた中国だ。連敗が許されない重要な一戦に「前回は相手が死ぬ気で来ていた。私は持ち味の運動量で死ぬ気で取りに行く」と、主将として決死の覚悟を示した。

 香港大会から帰国後はすぐに合宿に入り、前回の課題改善に取り組んできた。「中国戦は他の試合に比べてタックル成功率がガクッと下がっていた。低いタックルを徹底したい」。25日は回復中心のメニューとなるだけに「ミーティングで時間をとって、相手の気持ちに立って準備したい」。追う立場も理解した上でホームで迎え撃つ考えだ。

 浅見敬子ヘッドコーチ(HC)も「全勝優勝を目指して、初戦で中国にリベンジしたい」と闘志を燃やす。「ここからはコンディションが大事。持ち味の運動量や動きのキレを崩さないように、本番はピークで臨む」と大一番を見据えた。

 この日は決戦の地で本番を想定した動きを確認。中村は「これまで五輪を意識して硬くなることがあったけど、秩父宮で準備させていただいたので大丈夫。あとはやってきたことを出すだけ」と拳を握った。

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