入江、世界大会初の金メダルへ自然体

 「世界水泳選手権」(1日、ロシア・カザニ)

 競泳種目が2日にスタートする。開幕を翌日に控えた1日は主会場のカザンアリーナで日本代表チームの男子主将を務める入江陵介(25)=イトマン東進=や女子平泳ぎの渡部香生子(18)=JSS立石=らが最終調整を行った。五輪も含めて6回目の世界大会となる入江が、自然体で初の金メダル獲得を目指す。

 入江にとって4回目の世界選手権は、日本代表になって10年目の特別な大会。代表チーム男子主将の重責も担うが、そんなプレッシャーを全く感じさせない雰囲気が漂っている。

 「4月の日本選手権から強化してきて、やっときた舞台。今はワクワクしているし、いいイメージしか膨らまない。自信だけは持ってやっていこうと思う」。気負うことなく、自然と強気な言葉がすらすら出てきた。

 6月の欧州グランプリ遠征ではフォームの崩れをチェック。泳いでいる最中にバランスが崩れ、左側だけが水中に沈む欠点に気付いた。その後は股関節を柔らかくさせるトレーニングにも着手。「徐々に良くなっているので、その点は安心している」とフォーム修正の手応えをつかんだ。

 五輪を含め、過去5回の世界大会で金メダルを取ったことはないが、100メートル背泳ぎは今季ランキング2位、メーンの200メートルは同1位。「普通にいったら勝てるぐらいの気持ちでいる。相手にプレッシャーをかけるぐらいの気持ちでやりたい」。無冠の称号からは今年でおさらばだ。

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