錦織ストレートで勝ちで3回戦へ

 「全仏オープンテニス」(27日、パリ)

 世界ランキング5位で第5シードの錦織圭(25)=日清食品=は男子シングルス2回戦で、世界ランク40位のトマス・ベルッシ(27)=ブラジル=を7-5、6-4、6-4のストレートで下し、2年ぶりに3回戦に進んだ。29日に行われる見通しの次戦は世界48位のベンヤミン・ベッカー(33)=ドイツ=と対戦する。

 錦織が攻守一体となったテニスでクレー巧者を退けた。「タフな試合になることは分かっていた。(相手は)クレーで調子が良く、強い選手だったのでいつもより少し緊張した。1セット目を取れたことが大きなリズムにつながった」と安どの表情を見せた。

 第1セットは好機を逃しながらも終盤にブレークして奪った。主導権を握ると着実にポイントを重ね、流れを渡さなかった。

 全仏直前のジュネーブ・オープンを勝つなどツアー4勝をすべてクレーで挙げたベルッシを「このコートでは脅威になる」と警戒していた。サウスポー対策として、試合前には左利きの西岡(ヨネックス)と練習し、勝利につなげた。

 3回戦については「次の試合もしっかり準備をして臨みたい」と力を込めた。

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