美誠、日本人3位に!リオ五輪見えた

 卓球の世界選手権個人戦の女子シングルスで日本選手史上最年少の14歳でベスト8入りした伊藤美誠(スターツ)が4日、関西空港に帰国した。伊藤はこの日発表の世界ランキングを11位まで上げて日本人3位に浮上し、2016年リオデジャネイロ五輪代表の有力候補に名乗りを上げた。石川佳純(22)=全農、福原愛(26)=ANA=らは、羽田空港に帰国した。

 14歳が、夢の舞台へまた一歩前進した。自身初の世界選手権でベスト8入りを果たした伊藤。世界ランキングは自己最高の11位になり、「満足せず、少しずつ上げていきたい」と瞳を輝かせた。

 ランキングは日本人3位。これまでの通例では、上位2選手がシングルス代表に内定し、3番手が団体戦メンバーに推薦される。

 伊藤ももちろん、来年のリオ五輪をにらむ。「まだ決まっていないので、しっかり1試合ずつ練習の成果を出して思い切ってやれたら」。日本人2位・福原とのポイント差も42点に迫り、「2位を狙いたい」とはっきり口にした。その上で「世界ランクを意識しすぎないことが大事かな」とも付け加えた。愛らしい笑み。手が届く距離まで五輪切符が近づいてもマイペースだ。

 今大会のシングルスでは、準々決勝でロンドン五輪女王・李暁霞(中国)と対戦した。最後は逆転を許し、メダル獲得はならなかった。それでも、2ゲームを先取した試合運びに「自分の卓球が世界に通じるようになった」と自信を深めた。

 希望は膨らむばかりで、一番大きな夢として「東京五輪で金メダル」と言い切った。5年後、19歳で迎える自国開催を卓球人生の最大の晴れ舞台とするべく、まずはリオを見据えた勢いを加速させる。

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