SP首位の宮原フリーへ完璧リハ

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(14日、ソウル)

 ソウルで行われているフィギュアスケートの四大陸選手権の女子で優勝を狙う宮原知子(16)=大阪・関大高=と、本郷理華(18)=愛知みずほ大瑞穂高=が14日、フリーに向けて前日練習を行った。宮原はショートプログラム(SP)首位、本郷は3位につけており、優勝へのカギとなる2連続ジャンプの精度を入念に確認した。

 前回2位の宮原は、プログラム後半に2回転半-3回転を二つ組み込む攻撃的な構成が特徴だ。14日は本番リンクで音楽を流して完璧に滑り切った。

 回転不足と判定されないクリーンなジャンプを目標に取り組んできた、今季の成果を示したいところ。2位のグレーシー・ゴールド(米国)には2・17点差をつけており、「SPよりフリーが得意。いいスタートが切れたので、気を抜かずに演技したい」と意気込む。

 本郷は演技冒頭で3回転フリップ-3回転トーループの大技を跳ぶ。6位だった昨年12月のGPファイナル、2位に食い込んだ全日本選手権ではいずれも二つ目のトーループが回転不足だった。今大会前は「しっかり流れをつくる」ことに気を付けた。そして、エッジ(刃)が着氷した跡まで細かくチェックしながら修正してきたという。

 四大陸選手権の女子は、13年には浅田真央が、14年には村上佳菜子が優勝しており、2年連続で日本勢が頂点に立っている。日本女子フィギュアスケート界を引っ張る2人の高校生。ジャッジに好印象を残して、初代表に選ばれた来月の世界選手権(上海)を迎えたい。

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