王子谷、粘って初V 大外刈りで一本

 「柔道全日本選手権」(29日、日本武道館)

 世界選手権(8月、ロシア・チェリャビンスク)100キロ超級、100キロ級代表最終選考会を兼ねて行われ、王子谷(おうじたに)剛志(21)=東海大=が決勝でロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)に大外刈りで一本勝ちし、初優勝した。大学生の日本一は08年の石井慧以来。世界選手権の100キロ超級代表には上川と七戸龍(九州電力)が選ばれた。不振が続く100キロ級は、2年後のリオデジャネイロ五輪へ向け若手強化に専念するとして初の派遣見送りが決定した。

 影の薄かった男が一気に頂点へと駆け上がった。優勝候補の上川との決勝。王子谷は3月の東京都予選で開始早々に一本負けしていた。得意の接近戦で食い下がり、4分18秒、狙い澄ました得意の大外刈りで巨体を裏返しにさせた。初の日本一に「中学の時から会場で見ていた。とても誇りある大会なのでうれしい」と笑った。

 大阪府出身だが、全国から強豪の集まる神奈川県の東海大相模中、同高、東海大で鍛えてきた。長所は誰もが認める稽古熱心さ。無尽蔵のスタミナが大一番で生きた。100キロ超級の選手としては3年ぶり、東海大勢では03年の井上康生以来の日本一だ。

 「五輪は子供の時から憧れだった。金メダルを取りたい」。世界選手権代表には入れなかったが、追いかける時間はたっぷりある。

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