熊ケ谷親方の処分を前倒しも

 日本相撲協会の危機管理委員会は26日、東京都内で会合を開き、年寄名跡証書が未提出の親方2人の処遇などを協議し宗像紀夫委員長(元東京地検特捜部長)は熊ケ谷親方(元十両金親)について状況次第では処分を前倒しすることを示唆した。協会は当初20日と定めた提出期限を来年1月12日に延期している。

 宗像委員長は「すぐに解決する見通しが立っているかどうか」と話し、熊ケ谷親方の現状を懸念した。証書の引き渡しを求めて先代親方と係争中の春日山親方(元幕内浜錦)に関しては「そこに介入するのはいいだろうか」と述べ、継続審議とした。新たに名跡を取得して証書を提出した前鳴戸の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)の件は解決で一致した。

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