被災地の若手選手をソチ五輪視察に派遣

 日本オリンピック委員会(JOC)は9日、東日本大震災復興支援プロジェクトとして、14年ソチ五輪に被災5県の若手選手を視察団の一員として派遣すると発表した。

 団員は震災で親族を亡くしたり、競技環境が著しく変化した中学1年から3年の冬季競技アスリート14人。作文や競技成績などで選出された。現地ではスキー・ジャンプや、スピードスケート、フィギュアスケートなどを観戦する。

 団長を務める92年アルベールビル五輪スピードスケート男子500メートル銀メダリストの黒岩敏幸氏(44)は「団員が少しでも笑顔になれるような視察になって、将来的に五輪選手が出てきてほしい。自分の目でしっかりと競技を見てもらって、スポーツの力を感じ、復興につなげてもらいたい」と期待を込めた。

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