【評論】伊東浩司氏・男子400Mリレー

 「世界陸上・男子400メートルリレー」(18日、モスクワ)

 男子400メートルリレーで6位入賞。予選(の出来)から考えると、もっと勝負をさせてあげたかったと思いますが、3年後のリオデジャネイロ五輪に向けてはとても重みのある入賞だと思います。

 大砲が抜けた中でも、選手たちは持てる力を出し切ってくれました。フランスは、日本と同じように大黒柱のルメートルが離脱して予選落ちしましたが、日本は山県が故障しても全員でカバーすることができました。代わりに入った藤光の、普段のリレーへの取り組みも結果に表れたのだと思います。

 高校生の桐生も、レベルの高いステージでいろいろな経験ができました。世界の決勝で力を合わせて入賞したことは今後に生きてくるはずです。常に真面目に取り組む選手だけに、そばで見ていても一日一日、成長しているのがわかりました。秋のシーズンの活躍が楽しみです。

 私にとっても、男子短距離部長として初めての世界大会でした。絶好調の山県がケガをしたという不運もありましたが、痛感したのは、まず個人で準決勝よりも上へ行かないとリレーで思い切ったことはできないということです。まだまだ選手たちは、海外での経験が少ない。今後はどんどん出て行ける環境を整えたいと思っています。

(男子100メートル日本記録保持者、日本陸連男子短距離部長、甲南大准教授)

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