総工費14億円!五輪用最新鋭施設できた

 国立スポーツ科学センター(JISS、東京都北区)で4月に完成した最新鋭の施設が19日、公開された。空気抵抗などを解析することができる風洞実験棟と、科学解析システムなどを備えたハイパフォーマンス・ジム(HPG)の2つで、総工費は総額で約14億円。

 風洞実験棟はスポーツ用施設としては国内最大規模で、スキージャンプやスピードスケート、自転車競技などで最先端の練習を行うことが可能。ソチ五輪で金メダルを目指す高梨沙羅(クラレ)らジャンプ陣も今月下旬に練習のため利用する予定で、助走時に空気抵抗を減らすフォームなどを、数値をもとに追求する。

 HPGではトレーニングと同時に科学的測定ができ、低酸素トレーニングエリアが倍の面積となった。体重による負荷を最大で半減できる装置などが設置。デモンストレーションを行ったスノーボード・アルペンの竹内智香(広島ガス)は「五輪前にも低酸素室などで調整して結果を出して、この施設を造って良かったと思わせたいです」と語った。

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