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錦織、歴史変える!日本男子初4強へ

 混合ダブルス2回戦でイタリアペアに敗れた錦織(手前)、クルム伊達組=メルボルン(AP=共同)
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 混合ダブルス2回戦でイタリアペアに敗れた錦織(手前)、クルム伊達組=メルボルン(AP=共同)

 「全豪OPテニス・第9日」(24日、メルボルン)

 混合ダブルス2回戦で錦織圭(22)=フリー、クルム伊達公子(41)=エステティックTBC=組は、ダニエレ・ブラッキアリ、ロベルタ・ビンチ組(イタリア)に3‐6、6‐7で敗れ、8強入りはならなかった。シングルスで四大大会初の8強入りを果たした第24シードの錦織は、25日に第4シードのアンディ・マリー(24)=英国=と対戦する。男子シングルス準々決勝では、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)、女子はキム・クライシュテルス(ベルギー)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が4強入りした。

 メルボルンを席巻している22歳の若武者が、ベスト4をかけてセンターコートに立つ。4回戦で倒した第6シードのツォンガ(フランス)に続き、次の獲物は第4シードのA・マリーだ。混合ダブルスを終えた錦織は、疲れについて「昔の自分だったら動けないぐらい痛くなっていると思うが、そんなこともない。いい準備になった。いい状態で臨める」と、目をぎらつかせた。

 A・マリーとは昨年10月のマスターズ上海大会準決勝で対戦し、3‐6、0‐6のストレートで敗れた。錦織はこの完敗を「彼にぶっ壊された」と表現。今回は接戦に持ち込みたい考えで「食らいつこうとは思っている。ラリー戦になる。簡単なミスはしてくれない」と口元を引き締めた。

 相手は世界ランク4位で2年連続準優勝と全豪に強く、四大大会の準優勝は3回を誇る。元世界1位のイワン・レンドル氏(米国)をコーチに招へいし、英国男子でフレッド・ペリー以来、76年ぶりの四大大会タイトルに最も近い男とされる。リターン技術が高く、ミスが少ないカウンタースタイルは、錦織が戦術の参考にしたほどだ。

 決戦前日。4日続けての試合となった錦織は2種目を合わせ、これが6試合目だった。準々決勝に備えて欠場も考えたという。第1セットを落とし、迎えた第2セットは一進一退。8強入りの原動力となった正確なストロークで引っ張り、伊達も相手の難しいショットを巧みに切り返したが、及ばなかった。

 即席の19歳差ペアで臨んだ混合ダブルス。今後のコンビ結成を問われ、2人は「分からない」と顔を見合わせた。もっとも、終始明るい表情で、錦織は「1回戦で勝てたので良かったかな?」と手応えを口にした。

 さあ、シングルスだ。1932年に4強入りした佐藤次郎以来、1968年のオープン化以降としては、日本男子初の4強入りをかける。元世界4位の伊達は「錦織君にとっては大一番。常連になるためにも大切な日になる」とエールを送った。1月25日。日本中の期待を背負い、錦織がコートに歴史を刻む。

(2012年1月25日)

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