「フィギュア・GPS第6戦・ロシア杯最終日」(26日、モスクワ)
男子は16歳の羽生結弦(宮城・東北高)がショートプログラム(SP)の2位から逆転し、自己ベストを更新する合計241・66点でGP初優勝。羽生はシリーズの上位6選手で争われるGPファイナル(12月・カナダ)に初めて進出した。2位は0・03点差でハビエル・フェルナンデス(スペイン)。
同じ失敗は繰り返さなかった。羽生が逆転でGPシリーズ初優勝。「今日の出来には、自分にいい点数をあげられる」と色白の顔をほころばせた。東日本大震災の影響を受けた今季、大きな目標の一つだったGPファイナル初進出も決めた。
震災で仙台市にある拠点リンクが損壊し、各地を転々として練習を続けた。苦労した末の栄冠に「表彰台も初めてで、ファイナルに行けることも実感がない」と笑みが絶えなかった。
今大会と同じくSP2位につけた3週間前の中国杯では、フリーの後半に入ってジャンプのミスを連発し、4位。この日は冒頭の4回転ジャンプの着氷で両手をついたが、落ち着いて立て直し、進境著しいステップで得点を稼いだ。
「ロミオとジュリエット」のドラマチックな曲を使ったプログラムはオフのアイスショーなどで滑り込んできた。ただ4分半と演技が長いフリーには体力面で不安も。「(ジャンプは)フリーの方が失敗が多い。気持ちを切らさずに精いっぱい頑張りたい」と挑んだ難関で成長を示した。
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