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福島、女子100メートルで日本新連発

 女子100メートルで日本新記録をマークした福島千里=鳥取県コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場
 女子100メートルで日本新記録をマークした福島千里=鳥取県コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場

 「布勢リレーカーニバル」(7日、鳥取県コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場)

 女子100メートルで福島千里(北海道ハイテクAC)が追い風1・9メートルの条件下、11秒24の日本新記録を樹立した。福島はこの日、100メートルを2度走り、追い風0・8メートルだった最初のレースで11秒28の日本新を出し、世界選手権(8月・ベルリン)参加標準記録A(A標準=11秒30)を突破。これを2レース目でさらに塗り替えた。従来の日本記録は福島と二瓶秀子(福島大=当時)が持っていた11秒36だった。A標準を突破した福島は、日本選手権(25〜28日、広島)で優勝すれば世界選手権代表に決まる。

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 足の接地時間が短く、回転の速さで勝負する福島の走りは「天性のセンス」と称される。「伸び伸びと走れた」と言う女子100メートルの2レース目。スタートから低い姿勢で飛び出すと、165センチ、48キロのスラリとした体がしなやかな動きで加速した。

 いつもならパワーで押す169センチの高橋に後半追い上げられるところだが、磨きをかけた加速で、余裕を持ってライバルを振り切った。1レース目で11秒28の日本新を出し「満足したけど気持ちを切り替えた」。集中力を保ち、タイムをさらに0秒04縮めた。

 風の条件に恵まれ、記録の出やすさに定評がある競技場での記録会。北京五輪の同種目に日本から56年ぶりに出場した20歳は、日本記録とA標準突破に照準を合わせ、1日20〜30本のスタート練習や水中ランニングといった独自の練習もこなしてきた。北海道ハイテクAC・中村宏之監督は「何を起こしても不思議でない子。日本の女子短距離も新しい時代に入った。今季中に11秒1台までいける」と頼もしそうに話した。

 派手なネイルアートでおしゃれも楽しみつつ、視線は世界に向いている。「北京五輪は満足できなかったし、この走りを国際舞台でもしたい。10秒台に限りなく近づけたらいいと思う」。日本短距離界の“希望の星”は、夢の扉も見据えた。

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