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野村「もう一度、世界一」現役続行表明

 現役続行を表明した野村忠宏=大阪、八尾市のミキハウス本社
 現役続行を表明した野村忠宏=大阪、八尾市のミキハウス本社

 柔道男子60キロ級の野村忠宏(34)=ミキハウス=が26日、大阪・八尾市内の同本社で会見し、「現役続行します。もう一度、世界と戦う気持ちが高まった」と、12年のロンドン五輪を視野に現役を続行することを表明した。野村は前人未到の五輪4連覇を目指した北京五輪の代表落選後、断裂していた右ひざの前十字じん帯の再建手術を行い、これまでリハビリを続けていた。復帰戦は11月の講道館杯を予定。

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 決断を下した男の表情には、笑みさえも浮かんでいた。1年のリハビリを経て、再び畳へ上る覚悟を決めた野村は「100%ではないけど、もう一度、世界一を目指せる状態になった」と強い意志を込めた口調で、12年ロンドン五輪挑戦を明言した。

 道のりの険しさは、自身が誰よりも知っている。「今は不安と恐怖しかないし、逃げ出したい気持ちでいっぱい。弱気の自分を“殺す”ために、会見を開いた」。手術した右ひざはほぼ完治したが、37歳で迎えるロンドンは体力的な衰えとの闘いでもある。ただ、今でも誰よりも強くなれる手応えがあるからこそ、この決断を下した。4月には全日本体重別を観戦したが「自分がどんなに追い込んでも、勝てないと思わせる選手は正直いなかった」と、自信たっぷりに言い切った。

 復帰戦は11月の講道館杯を予定。「一番近い大きな目標」として、来年東京で行われる世界選手権を挙げた。復帰戦への意気込みを問われ「たぶん強いですよ」と、不敵に笑った野村。栄光の五輪3連覇から、屈辱の北京落選。不屈の男が紡ぐ物語の最終章には、どんな結末が待っているのか-。

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