アマダイ仕留めたい
【Doフィッシング】新・初心者から 達人になろう 潮流見極め最適なタナ取りカギ
今シーズンのアマダイは、昨年秋の開幕から多少の波はあってもずっと好調を持続している!釣っておもしろく、食べておいしいアマダイ、“初心者にもできるアマダイ釣りのコツ”をご紹介。
昨秋から好釣継続 ◆船宿選びは?デイリースポーツ指定船宿では、久比里の山下丸、葉山の愛正丸、平塚の豊漁丸、大磯の与宗丸が乗り合い出船中。各船宿ともいいポイントをいくつも持っているオススメの船宿だ。
そして、葉山の愛正丸はキホン“LTアマダイ”で出船。ライトタックル・ファンにはこちらがいいだろう。
◆タナ取りのキホン!
どの船長さんも口をそろえて言うのが、「アマダイ釣りでは、まずタナ取りが大事」ということ。
どんなタナ取りかというと、2本バリのエダバリ(上バリ)が海底スレスレになるようにオモリを持ち上げるというもの。
どうしたら正確にタナを取れるか。
まず、仕掛けの全長を2・2メートル、仕掛けの元(テンビン)から1・2メートルの位置に親子サルカンで30センチのエダスが結んであるとする。すると、エダバリはテンビンから1・5メートルの位置になる。
オモリが着底後、イトフケを取り、オモリを1・5メートル持ち上げる。すると、上バリが底スレスレ、下バリは底を70センチほど張った状態になる。
◆タナ取りの実践!
実際には、上バリは潮流によって少し底から浮き上がると考えられる。潮が速いときは低めにタナを取り、エサ取りが多ければ高めに調整する。ときには、オモリをハリスの全長より持ち上げて、完全に底を切った方がいい場合もある。
潮流やサカナの活性に合わせて変化する、その日そのときの最適なタナを探り当てよう。
ゆっくり誘いリール素早く巻いて合わせよ。◆誘いと合わせ! タナ取り後はゆっくり誘い上げる。置き竿だとアタリが出ずにエサを取られてしまう。
誘えば小さなアタリや竿先に重み(乗り)を感じるのだが、これがなかなか合わせ切らない。そこで、重みを感じながらそのまま竿を立て続け、さらにリールを素早く巻いて聞き合わせにする。
誘い方とその頻度、合わせ方がうまくかみ合うとおもしろいように釣れることがある。
強烈な引き魅力小さなアタリでハリ掛かりさせてからの思いがけない強烈な引き込み!アマダイ釣りの醍醐味(だいごみ)だ!
(岩見忠弘)
ゆっくり誘いリール素早く巻いて合わせよ!!強烈な引き魅力