ヘラ35センチ超

 【Myリポート・夏木盛太・森田昌宏】

 11月最終週、雪解けを見計らって千葉県印旛沼水系の印旛新川(いんばしんかわ)へ。降雪前釣行したメンバーによると「数は出ないが、来れば大型」。午前9時過ぎから5時間で38センチ前後を2匹、オマケで25センチ級が1匹付いてきたという。

 入釣場所は国道16号に架かる八千代橋下流西岸で、竿21尺のドボン仕掛け。エサは「アルファ21」と「いもニンニクグルテン」の7対3、バラケは「ガッテン」+「ダンゴの底釣り冬」中心の、重め作り。タナ流されて約2本。8分前後の長い待ち釣りで、その間5、6回竿の押し戻しでの誘いをかける。3匹ともこの誘いに乗ってきたそうだ。

 西部印旛沼を源に下流は花見川と名を変えて、東京湾に注ぐ沼系最長最大の河川。現地着は午前8時過ぎ。残雪はないが足元はかなりぬかるんでいる。入釣場所は迷うことなくメンバーと同じ。ただ先釣者との関係で、やや桑納川の吐き出し寄りになる。水深は1・5メートル程度だが、底が小石含みの砂地で、近年脚光を浴びているポイント。竿19尺で道糸ザイトの白1・25号、ハリス0・6号、ハリ軸太の上7号下5号。オモリは中通し8号で、ウキはカンザシタイプの全長35センチ。エサはメンバーと同じグルテンに「粒戦」を埋め込む。バラケは「ダンゴの底釣り夏」4「ペレ道」4「バラケマッハ」2の練りこみ。

 冬に強い

 日は昇り小春日和を思わせる。しかし雪代(しろ)が入ったのか、水は手がしびれるほど冷たい。正午まで2回アタリはあったが中型のコイとレンギョ。周りもほとんど同じ状況で「雪まで降るバカ陽気だから仕方ねえか~」のあきらめの声が出始める。

 13時過ぎ、前触れなしでウキが消し込む。やや合わせが遅れたが、手首にドン!と重い衝撃が走る。引き方はコイっぽい。何度か竿をのされそうになるが、持ちこたえる。型は35センチ超でいまいちだが、立派なヘラ。魅力である暴れん坊ぶりを堪能する。ハリスは0・6号より1ランク上げた方が安全かもしれない。納竿は15時、結果はこの1匹で終わったが、雪代を想定しなかったのが間違いのもと。

 例年、冬季に強い川。ポイントは前出の八千代橋から下流の大和田機場までの3橋(城橋、宮内橋、村上橋)周辺。この4日(日)には新ベラ約4・5キロの放流が予定され地ベラ、旧ベラへの適度な刺激になりそうだ。

 〈ガイド〉入漁料=500円(八千代橋より下流は無料)▽場所=千葉県八千代市。

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