夏のワカサギ 好釣
【Myリポート・塚田とも子】家族連れでも手軽に楽しめる 神奈川県・芦ノ湖 おか本
神奈川県箱根町の芦ノ湖で、夏のワカサギ釣りがシーズンに入り、桟橋前で安定した好釣果が続いている。エサを使わない空バリ仕掛けで、手軽に釣れるので夏休みの家族連れでも楽しめる。
湖面の標高が約720メートルの芦ノ湖は、夏でも結構涼しい。避暑を兼ねて、芦ノ湖・湖尻の「おか本」に出掛けた。
ボート担当・平野廣己さんの案内で、桟橋前の水深10メートルの場所に手漕(こ)ぎボートで入った。
1・8メートルの竿2本に、「岡本オリジナル」の10本バリと14本バリ仕掛け、オモリは2・5号と3号を使った。
前方のボートで楽しそうに釣っていたのは、品川区五反田でショットバー「GAZE」を経営する山西茂樹さんと、品川区の田中宏繁さん、埼玉県朝霞市の藤田正樹さんの3人。
朝6時半から午後1時までやって3人で600グラム(約270匹)の好釣果。「このワカサギは、私が天ぷらにします」と山西さんは笑顔を見せる。
親子で朝10時から釣り始めたのは、箱根町の根本孝行さんと、陵汰君(8歳)、治弥君(6歳)の3人。午後から食い活発になり、父親の孝行さんは14本バリに10匹、陵汰君と治弥君も10本バリに7匹、5匹と釣れて午後4時半までに3人で530グラム(約240匹)の好釣果。
私も写真を撮りながら、多点掛けを楽しんだ。
エサを使わない空バリ仕掛け 当日トップは約600匹台東区の金沢紀康さんは、朝からトローリングを楽しみ、午後1時過ぎから4時までワカサギ釣りをして3時間で約200匹の好釣果。「手返し良く釣った」という。
当日のトップは、横浜市の菅井裕司さんで、1・35キロ(約600匹)。一緒に釣っていた横浜市の大島正光さんも1・1キロ(約500匹)の好釣果。
2人は朝5時から午後1時まで、箱根園の水深4~6メートルでエンジンボートで流し釣り。ともに14本の空バリ仕掛け。「途中からアンカーを打って2本竿で釣った」と話す。
当日は、全体に好調で「おか本」から出たボートでは、5~11センチのワカサギが約80~600匹の好釣果となった。
ボート担当の平野さんは「まだ全体に小ぶりですが、これから大きくなります。かなり群れが濃くて食いも活発。長い期間楽しめそうです」という。
▽おか本=TEL0460・84・8488
(塚田とも子)