40センチ超え良型キンメ
【船宿直送便】▽宇佐美・嘉丸(デイリー指定船宿)
最大44センチ!
南沖のキンメダイ釣りは、一時、低迷していたが、ここへきて食いが上向いてきた。静岡県伊東市宇佐美港の嘉丸(よしまる)では、いい時は40センチ超えの大型交じりでトップは28~30匹(33~44センチ)の好釣果が出ている。
午前3時50分出船、南沖の水深350~400メートルを狙う。ライトタックルでオモリ300号、市販の胴突き仕掛け6~10本バリ。エサはイカやサバの切り身を使用。
大高嘉晴船長は「このところは、ナンヨウキンメが交じって、良型が多いですよ。ナンヨウキンメは、普通のキンメより幅が広く40センチ超えも多い。脂がのっておいしい」という。
釣り人たちにも人気で「ナンヨウキンメが釣れるといいなあ」と言いながら釣っている人たちもいるようだ。
44センチ、1・6キロの大型ナンヨウキンメも出ている。40センチ超えのキンメダイも釣れるから、期待は大きい。
先日は、好ポイントに当たり好調に釣れていたが、アオザメが回遊してきて移動した。それでもこの時のトップは28匹の好釣果だった。「キンメダイの食いは上向きで今後期待できそうです」と船長。嘉丸では、ほかにメダイやスルメイカ、イサキにも出船している。
イシナギ43キロも
先日はメダイ船で、静岡県熱海市の古瀬さんがイシナギ43キロを釣り上げた。メダイをやりながら掛かってきたという。最初は20~30メートル走って、船長も「サメだ」と思ったようだ。途中から電動リールが効かなくなり、後は、古瀬さんがミチイトを手で持って引っ張って釣り上げたという。「このサイズを、この船で上げたのは初めてです」と船長も驚いていた。
▽嘉丸=TEL0557・47・1919(事務所)、0557・48・9640(自宅)。午前、午後出船。貸し道具と仕掛け(キンメは除く)は無料だが、事前に連絡を。(塚田とも子)