マダコが熱い

 【出漁ルポ 塚田とも子】

 東京湾でシーズン当初から2ケタ釣果続く    

 ▽鶴見・隠居屋 (デイリースポーツ指定船宿)竿頭15匹

 マダコ釣りが絶好調!シーズン当初からトップは2ケタ釣果が続いている。しかも東京湾のマダコは、格別おいしい。早速、隠居屋(横浜市鶴見区)に出掛けた。

 午前6時半に関口信次船長の操船で出船、大貫沖の水深15メートル前後を狙った。

 私の釣り座は、左舷胴の間。隠居屋の道具を借りて、人さし指にゴムの指サックを着け、手釣りで狙う。

 隠居屋の仕掛けは、ミチイトがナイロン40号、先糸は同30号を1メートル前後、タコテンヤ50号にエサはイシガニを白い腹の方を上にして糸で縛り付け、輪ゴムで止める。

 船長の「どうぞ」という声で仕掛けを投入。オモリが底に着くと懸命に小突く。

 「じわっと重さを感じたら、さらによく小突いて完全にタコを乗せてから、強く合わせてスムーズに巻き上げる」と船長は説明する。

 私の左隣で川崎市の平松弘さんが1・5キロの良型マダコを釣り上げた。やがて私にも300グラム級が来た。全体では0・3~1・5キロのマダコが釣れていた。10時ごろからマダコの乗りが活発になり、私の右側3人は一時、入れ掛かり状態になった。写真を撮るため船内を回っていた私も、仕掛けを投入すると、立て続けに2匹釣れた。

 竿頭は左舷前から2番目、横浜市の岡部昌司さんで15匹の好釣果を挙げた。「タコが乗ると普通は重くなるが、タコが小ぶりだったので吸い付くような感触でした。底にベターとくっついている感じで、小突きを多くして乗せました。釣りとしては、非常に面白く大満足です」と話す。

 その左で横浜市の加藤富雄さんも12匹、終わり間際に1キロの良型マダコを釣った。「タコが始まると、これから毎週通います」と笑顔を見せる。

 右舷トモでも10匹の釣果。ほかに7、8匹の人もいてオデコもなく全体で満遍なく釣れていた。

 ▽関口船長の話

「今日は小ぶりながらよく釣れました。よく小突いて、よく乗せてから強く合わせるようにしてください。これから型が大きくなれば、さらに楽しめますよ」

 ▽隠居屋=TEL045・501・1107  マダコは金土日祝午前6時半、シロギス土日祝7時、夜アナゴと夜メバル&カサゴは土日祝午後5時半出船。

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