【出漁ルポ・千葉　朗】

　▽波崎・征海丸（デイリースポーツ指定船宿）

　波崎沖のジギングでワラサが釣れ盛っている。イナダ級も交じるが、３キロ級を中心に最大５キロ級も顔を見せ、ヒット連発、トップは３０本という数釣り、船中全員が１０本を軽く超える大釣りで、大型クーラー満杯の大爆釣となった。

　痛快！！ジグを投げ込めば５割以上の確率でヒット

　いきなり連発

　連休の最終日、ジギングのワラサが好調ということで、波崎に向かった。午前４時集合で乗船したのは、本紙指定船宿「征海丸」。ジギング中心の船宿だ。波崎沖の釣り場までは１時間ほど、群れを探してしばらく走り回る。

　そして船が止まり「どうぞ、水深は５０メートル」と船長。一斉にジグを投げ込む。着底して、ジグをしゃくり上げてくると、グググーッと小気味いい手応え、次の瞬間、ギュギューンと竿が絞り込まれる。上がってきたのは４０センチ級のイナダ。船中全員ヒット連発で、必ず誰かが竿を絞り込んでいる。

　体力の限界まで釣りまくった！！

　アタリが止まっても、少し移動すると、また連続ヒット。イナダサイズが多いがワラサ級も交じる。外道には、大型のホウボウやヒラメ、特大のサバも交じる。徐々にサイズアップ、そしてワラサの大爆釣！　９時頃までは、イナダサイズが多かったが、徐々にサイズアップ、３キロ前後のワラササイズが中心の釣りになり、豪快な釣りになりだした。私も、スナップを二つ折られ、ジグごと持っていかれた。

　ともかくワラサ級のヒットが連発。この日はどんなジグにもヒットする。４キロ級もいくつか上がり、船中全員、大型クーラーも満杯状態。それでもヒットが止まらない。全員体力も限界、休み休みの釣り、私も後半は休憩の方が長くなった。

　なにしろジグを投げ込めば、５割以上の確率でヒット、それもワラサ級ばかりだから、釣り上げるのに体力がいる。さらに、クーラーにはもう入らない。

　午後１時半納竿。トップ３０本の大釣り、それも途中からイナダサイズを何本もリリースしての数、型も最大７６センチ５キロという大型も出た。

　波崎沖のワラサの大爆釣。いまなら誰にでもビックファイトが楽しめる。

　征海丸・宮原典義船長の話

「群れが大きく連日数釣りが続いています。今日は、出だし小型が多かったのでどうなるかと思いましたが、中盤からワラサが多くなり、最後はワラサの大爆釣になりました。広い範囲に群れが点在していて、それを拾っていく感じですが、全体として魚影が濃いので、豪快な爆釣はまだしばらく楽しめそうです」

　▽波崎「征海丸」＝ＴＥＬ０４７９・４４・４７５７