シロギス好釣 竿頭56匹

 【出漁ルポ・塚田とも子】 

 ▽葛西橋・泉水(デイリースポーツ指定船宿)

 食い上向き 

 このところシロギスの食いが上向き、葛西橋の「泉水」(江東区東砂)では好釣果が続いている。「おいしいシロギスの天ぷらを食べたくて」4月24日(日曜日)、雨の中、泉水に出掛けた。

 午前7時半、泉水の壽丸(ことぶきまる)で出船。私の釣り座は、右舷前から2番目。船内はシロギス釣りのベテランや、女性、家族連れなどでにぎわっていた。私の右隣には、チェコ出身で日本在住のマイケル・フロウダさんと観光で来日した兄のミラン・フロウダさんが仲良く並んでいた。

 1時間ほどで中の瀬に到着。片天びんにオモリ20号、全長80センチの2本バリ仕掛け。エサはアオイソメを使用。

 積田鶴太郎船長の合図で釣り開始。中の瀬の水深15~16メートルを狙った。前日の天気予報では、朝には雨が止むはずだったが、降り続き、北東の風が強く、波も高くて寒いほどだ。

 仕掛けを投入すると、1投目から釣れた。しかし、強風が続き、船酔いも出て釣りにならない状態だ。

 しばらくして雨が止み、午前11時ごろから風が弱くなってきた。正午にはなぎになり、船全体で釣れ始めた。

 午後3時、竿納め。悪天候の中でシロギス56匹(12~24センチ)の好釣果を挙げて竿頭になったのは、左舷トモ、埼玉県草加市の村越勝さん。「1本の竿は置き竿に。もう1本は、投げて広く探った。投げた方が良かった。午前中、風と波があったが30匹ぐらい出た。後は午後から釣れました」というから驚く。隣で弟の村越富夫さん(目黒区)も30匹ほど釣っていた。

 左舷前から2番、さいたま市の長野英之さんも42匹の好釣果。「午前中、風と波でアタリが取りにくく、上げてみたらエサが付いてないことが何回かあった。風が収まってからアタリが分かるようになりました」という。 

 午後から皆さん頑張って平均20~30匹の釣果を上げていた。

 積田船長の話「今日は午前中、北東の風と波で釣りにくい状況でしたが、穏やかな日なら有望です。この時季はアカクラゲが多く、エサに付くと魚が食わないから、こまめに取り外してください。これから浅場でシロギスが釣れるようになり、期待できます。慣れない人や家族連れでも楽しめますよ」

 (塚田とも子)

 ▽泉水=TEL03・3644・9274

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