香川・間曽 後期優勝に向けて気持ちで投げまくる

 【香川・間曽晃平投手】

 香川がチャンピオンシップに出場するためには、後期優勝しかない。

 投手陣全員がフル回転中である。間曽晃平も6回を投げた先発登板(4日、坊っちゃん)から中2日で中継ぎ。さらに中1日で対徳島後期8回戦(9日、レクザム)の先発マウンドに登った。

 惜しくも試合には敗れたが、翌日の「上がり」を経て、すぐ2日後の中継ぎ登板に備えるため準備に入っている。

 「体は全然大丈夫でした。むしろボール自体良かったので。多分、その3日間では(9日が)一番良かったかなあと思います」

 昨年、一昨年と新潟(BCリーグ)で13勝を挙げた。プレーオフも含めれば、年間約200イニングを投げているという自負がある。

 香川への移籍を決めたのは、自分を「変えなきゃいけない」と思ったからだ。新潟時代からの課題であるストレートのレベルアップがなければ、NPBが見えてこない。

 今年前期、いままで培ってきたものを出していこうとしたが、なかなか結果につながらない。四国の打者は思っていた以上に積極的に振ってくる。試行錯誤は北米遠征でも続いた。

 カナダに入って2戦目、ケベック・キャピタルズ戦(6月22日)で2ランを浴びた日の夜のことだ。深夜1時過ぎ、ホテルのロビーでスマートフォンを片手に独り、動画で投球フォームを確認していた。

 過去の自分といまの自分とを比べたとき、明らかに違っているものがあった。

 「こういうふうに投げてたな。こういった感じでバッターに集中して、気合入れて投げてたな……」

 思い出したのは、打者との勝負を楽しむ感覚だった。走者、状況、試合展開など、さまざまなことにとらわれすぎて、打者との勝負に集中できていなかった。あのときの気づきが、後期の投球につながっている。

 「結局は気持ちなので。最終的には勝ちたい気持ちがどれだけ強いか。執念とか、どれだけ食らい付けるかとか。どれだけそういう気持ちをもってプレーできるかだと思います」

 残り2試合、勝ちにいく。

編集者のオススメ記事

アイランドリーガー伝最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス