広島・佐々岡監督 ターリー逆転被弾に「続投させた僕の責任です」痛恨敗戦でCSピンチ

東出コーチ(右)らと言葉を交わしながらベンチ通路奥に向かう佐々岡監督(中央)=撮影・北村雅宏
7回、オスナに逆転となる3ランを浴び、膝に手をやるターリー(撮影・北村雅宏)
7回、オスナ(手前)に逆転となる3ランを浴び、ベンチでぼう然とする佐々岡監督(左から2人目)=撮影・北村雅宏
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 「広島4-5ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島は二回に上本の2号2ラン、三回に西川、坂倉の適時打でリードした。

 ところが、2点リードの七回にケムナが打たれピンチを迎えると、代わったターリーが代打オスナに逆転3ランを浴びた。

 広島は30日に負けか引き分けならCS進出の可能性が完全に消滅する。

 広島・佐々岡真司監督はターリーに「ああいう場面でいって…。そこで投げさせた僕の責任です。小刻みにと考えていた中で。あそこ続投させた僕の責任です」と自らを責めた。

 ピンチをつくったケムナは内山壮への四球が悔やまれる。「悪い時は四球がらみという課題はあるんですけど。選手はプレッシャーが掛かっている中で一生懸命やっている。頑張ってくれた結果でしょうし。そういうところで継投の失敗…。失敗だと思います」

 ビハインドでも矢崎、栗林の勝ちパターンを投入するなど執念の継投も実らなかった。「早め早めというのはここ何試合か考えていたので。まあでも一番大事なところで。でしょうね」

 攻撃では追加点のほしかった六回無死一、二塁の場面で会沢がバント失敗の併殺に倒れた。「そうですね。取れそうなところで。苦しい展開の中でプレッシャー掛かっていたでしょうし。選手は一生懸命勝つために。本当に勝たないといけないという重圧を持ちながらゲームを戦っていると思うので」

 残り2試合になった。「とにかく最後2試合、我々は勝つだけ。それに向かってやるだけです」

 30日・ヤクルト戦は九里が先発する。

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