広島の切り込み隊長・野間「1番が出れば勢いも生まれる」電光石火の一打で勇気与える
野手主将が果敢に斬り込んでいく。広島・野間峻祥外野手(29)が後半戦スタートを前日に控えた28日、初回の打席で快音を響かせることに意気込んだ。「1番が出れば勢いも生まれてくる。そういう打席を数多く増やせるように」。リードオフマンとして、相手の出はなをくじく安打を重ねる構えだ。
20日・阪神戦から4試合連続安打中。うち22日を除いた3試合は1打席目でHランプをともしている。「1番・右翼」で先発出場した23日・ヤクルト戦(神宮)では初回先頭で9球粘り、10球目を左翼線二塁打。相手先発・原のリズムを乱し、初回6得点の足掛かりをつくった。「積極的にいった中で、追い込まれたら粘っていければ」。電光石火の一打で、チームに勇気を与える。
体力的にもタフさが求められる、真夏の踏ん張りどころ。「夏場で投手陣もしんどい部分があると思う。お互いカバーし合いながらやっていけば、いい戦いができるんじゃないかな」と野間。献身的な姿勢も貫き、価値ある一打を求めていく。