広島ドラ6・末包 “減量しま宣言”自慢のパワー維持へ 体重110キロキープだ!

 広島の新人合同自主トレが8日、廿日市市の大野練習場でスタートした。ドラフト6位・末包(すえかね)昇大外野手(25)=大阪ガス=は、現在チーム最重量となる110キロの体重を落とさないと宣言。右の長距離砲として期待されており、自慢のパワーを失わないために体重維持に努める。キャンプ完走を目指し、準備を整えていく。

 新人11選手の中でも、その体格は際立って大きく見えた。末包は188センチ、110キロの体をフルに動かして、合同自主トレ初日を終えた。「緊張とかはなかったですね。楽しくやれました」と充実感を漂わせた。

 今後はキャンプでのアピールに向けて体を絞ると思いきや、現在の体重を維持するという。「110キロの体重でランニングもできているので問題ない。この状態をキープしながら動ければ。110キロから落ちても108キロぐらいで止めたい」とプランを明かした。

 自慢のパンチ力を維持するためでもある。昨年12月の都市対抗野球1回戦・伏木海陸運送戦は東京ドームのバックスクリーンに先制ソロ。低い弾道で突き刺し、長距離砲の素質を見せつけた。趣味のゴルフでも最高飛距離が350ヤードという怪力の持ち主。プロでもパンチ力を発揮するために体重をキープする。

 大阪ガス時代も110キロを維持してきた。練習の合間には、こまめに補食しながら体重の増減をケアしてきた。その経験を生かし「今回も合間でプロテインとかを補給しながらやりたい」と意欲十分だ。右の大砲となるべく、体重には人一倍の注意を払っていく。

 体重同様に、プロでもバットも変えない方針。慣れ親しんできた870グラム、ミドルバランスの相棒だ。大阪ガス入社当初は、長距離打者が使用する長くて先端が重いバットを使っていた。だが、パワーがついたことで飛距離を失わず、確実性も高いバットをプロでも使用する。

 ポスティングシステムでのメジャー挑戦を目指す鈴木誠の後釜として、チームからの期待は大きい。松田オーナーも5日の仕事始めで「未知数だけどひょっとしたら、という期待感がある」と名前を挙げたほどだ。

 この日は約50分間のアップ後、ノック、インターバル走などをこなした。2月1日のキャンプインまで約3週間。「ケガなくキャンプを完走するために今、何ができるか考えて体をつくりたい」。体もバットも“不変”を貫き、期待に応えていく。

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