新井 全打席ホームラン狙う!

 「マツダオールスターゲーム2016」(7月15日・ヤフオクドーム、同16日・横浜)のファン投票の最終結果が27日に発表され、広島からは一塁手部門で新井貴浩内野手(39)、外野手部門で丸佳浩外野手(27)が選出された。球宴打率・520を誇る“お祭り男”新井は、「毎回、本塁打を狙うつもりで打席に入っています」と大舞台でのアーチを宣言した。

 グラウンドとは裏腹に、穏やかな表情を浮かべた。新井が2年連続7度目の球宴出場。ファン投票では2年連続3度目の選出。真っ先に投票者に向けて、感謝の言葉を口にした。

 「たくさんの方に投票していただいて、本当にうれしいです。一生懸命プレーする姿を見てもらいたいです」

 過去、球宴は13試合に出場。25打数13安打で2本塁打、4打点。打率・520と驚異的な数字を残している。「実はお祭り男なんで」と自称する鯉の主砲。「シーズンと違って、楽しみながら打席に入ることができる。毎回、本塁打を狙うつもりで打席に入っている」。左手で力強く拳を握り、大舞台で本塁打を放つことを誓った。

 注目選手には、日本最速の163キロを投じた日本ハム・大谷を挙げる。「ホームラン?それは無理でしょ」と控えめだが、純粋に対戦を熱望。「高いレベルの投手。今年は交流戦で対戦していない。実際に打席に入って、体感してみたいですね」と胸を躍らせた。

 02年に初出場を果たした球宴。当時を振り返ると苦笑いが浮かぶ。「緊張して話しかけることもできなかった。松井秀喜さんとか中村紀洋さんとか…。そうそうたるメンバーで、どこに座っていいのかも分からなかった」。あれから14年。球界の顔となったベテランが、球宴を全力で盛り上げる意気込みだ。

 6度の出場で02年は第2戦の「優秀選手賞」と「新人賞」、13年には第2戦の「MVP(最優秀選手賞)」と第3戦の「敢闘選手賞」を受賞。丸は言う。「(今回も)絶対に賞を取ります。新井さんが一番、輝く舞台。おいしいところをもっていくんじゃないか。僕はもり立てる側に回ろうと思います」。連勝中のチームの雰囲気を表すように、後輩も笑顔で全力サポートを誓う。

 1998年以来18年ぶりの9連勝中。貯金14で首位を独走する。「球宴でもウエートとかダッシュなど、きっちりやることはやっておきたい。まだ試合が残っている。まずはその試合を一生懸命戦いたいですね」と新井。気持ちは緩めない。25年ぶりの優勝に向けて、大黒柱が全力プレーでチームをけん引する。

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