広島ドラ1候補 大商大・岡田ら急浮上

 広島は13日、マツダスタジアムでスカウト会議を開き、今秋ドラフトの1位指名選手は確定しなかったが、1位候補に大商大・岡田明丈投手、仙台大・熊原健人投手が急浮上した。これまでは県岐阜商・高橋純平投手、明大・上原健太投手が基本線だった。

 球団首脳は「全然決めていない。他球団の情報を集め考えていく」と語った。ドラフト前日の21日、当日の22日に1位指名の決定がずれ込む見通しだ。

 将来性と素材の高さなら「明らかなエース候補。数年後には10勝している」と高橋が群を抜くが、重複指名のリスクや、来季の巻き返しを考えた場合、即戦力に目が向く。上原はやや調子を落としており、リーグ戦13連勝中の岡田、最速152キロを誇る熊原の評価が急上昇。ただ、上原は4人で唯一の左腕である点が、指名確定へ悩ましい部分になっている。

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