新井開幕ピンチ…右肘痛でOP戦欠場

 広島・新井貴浩内野手(38)が18日、右肘痛を訴えてチームから離脱した。予定されていた日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)の出場を回避。球場にも姿を見せず、宿舎で静養後は広島に戻った。19日に広島市内の病院で検査を受ける予定。開幕まで10日を切った中での長距離砲のアクシデント。詳細は診察後に判明するが、開幕戦出場に暗雲が立ちこめた。

 開幕を目前に控えたチームに、また1つ不安材料が生まれた。新井が右肘痛を訴えて離脱。試合前練習にも姿を見せなかった。患部には腫れがあり、松原チーフトレーナーは「あした(19日)広島市内の病院で診察を受ける予定」と説明した。

 17日の日本ハム戦には「6番・一塁」で先発出場した。試合後から朝にかけて発症したようで、同トレーナーは「きょうバットを振る、投げるということが、プラスになるかを考えたとき、安静にしていたほうがいいという判断」とした。

 阪神時代の2012年には、右肩後方関節唇(しん)損傷。因果関係について、同トレーナーは「関連付ける必要はない」という。ただ検査結果が出るまで詳細は不明。「予測で話すことはできないので。まずは検査してから。きょうに関しては練習より、病院を優先したということです」と話すにとどめた。

 38歳のベテランは8年ぶりに古巣に復帰し、ここまでチームを盛り上げてきた。「壊れてもいい。それぐらいの覚悟でやります」と、悲壮な決意でキャンプから好調を維持。一塁、または三塁で開幕スタメン候補に挙がっていただけに、このまま離脱なら戦力ダウンは計り知れない。

 主砲エルドレッドはキャンプで右膝半月板損傷。手術も視野に入れ、再々検査のために一時帰国した。またロサリオは急性虫垂炎の手術を受けて2軍調整中。長距離砲が相次いで離脱した。この日の日本ハム戦はわずか1安打で無得点。まだオープン戦とはいえ、得点力不足は深刻だ。

 オープン戦は残り3試合。緒方監督は「広島から合流させたい」と、新井を開幕前の最終戦となる22日のソフトバンク戦(マツダ)で再合流させたい意向。だが、それも検査結果次第で、先行きは不透明。24年ぶりの優勝を狙うチームに、暗雲が立ちこめている。

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