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野村監督「みむさんの教え」糧に優勝を

 三村氏の告別式に参列した広島・野村監督=広島市安佐南区のサンセルモ玉泉院長束会館

 3日に心不全のため死去した元広島監督で楽天編成部長を務めた三村敏之氏(享年61)の葬儀・告別式が7日、広島市安佐南区の玉泉院長束会館で営まれた。球界関係者のほか一般弔問客を含む800人が故人との別れを惜しんだ。広島OBの山本浩二氏(63)と元広島で現阪神の金本知憲外野手(41)が弔辞を読んだ。参列した広島・野村謙二郎監督(43)は現役時代の三村氏の教えを糧に来季優勝を誓った。

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 三村氏の人望、誰からも好かれる人柄がしのばれた。800人を超える参列者が故人との別れを惜しみ、一般カープファンも詰め掛け、周辺道路まで参列者であふれた。

 日南秋季キャンプで指揮を執る野村新監督も宮崎から駆けつけた。白い花に囲まれ、祭壇中央に掲げられた笑顔の遺影に手を合わせた。「亡くなられたのが信じられない。そのへんで声を掛けられる気がした」。恩師の死をいまだに信じたくない。表情がゆがんだ。

 三村氏が監督を務めた94年からの5年間は1、2番もしくは3番を打って活躍。「人の性格を見抜いたり、奮い立たせるのがうまい、素晴らしい方でした」。厳しく接して一流打者に育てた金本とは対照的に野村監督は常に褒められ、乗せられ通算2000本安打を達成するまでの打者になった。今があるのも三村さんのおかげと感謝する。

 同時に就任初年度の来季に挑む気持ちを新たにした。現役時に野球の“いろは”を教わった三村氏のためにも来季の優勝を誓う。三村氏の監督4年目の97年を最後に12年間もBクラスに甘んじている。優勝となるとさらに91年までさかのぼらなければならない。

 「みむ(三村)さんの教えを選手に伝えて、カープらしい野球を続けたい」と野村監督。三村氏のように時に厳しく、時には優しく選手と接しながら、19年ぶりの頂点を目指す。

 故人と最後に会話したのは10月29日、都内のドラフト会場だった。新米指導者としての不安を吐露したが「お前なら大丈夫だ」と肩をそっとたたかれた。葬儀後、喪主の妻洋子さんから「頑張って」と背中を押された。天国の三村さんに来年、優勝報告をする。固く決意し再び秋季キャンプ地の日南へと向かった。

(2009年11月8日)






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