ドラフト候補の三菱重工West・森が7回3安打無失点 11球団スカウトにアピール
「都市対抗野球近畿地区2次予選、三菱重工West10-0マツゲン箕島硬式野球部」(9日、わかさスタジアム京都)
三菱重工Westがマツゲン箕島硬式野球部を7回コールドで下し、初戦を突破した。
ドラフト候補の最速149キロ左腕・森翔平投手(23)が先発し、7回3安打7奪三振で完投。ネット裏で視察した11球団21人のNPBスカウトにアピールした。
昨年はNTT西日本の補強選手として都市対抗本大会に出場したが、「今年こそは自分のチームで、自分が行かせないといけない」と、チームの2年ぶりの本大会出場に向けて力強く意気込んだ。
この日は初回に自己最速タイに並ぶ149キロをいきなりマーク。「なんとしても点を取るまでは0で」と四回まで無安打に抑える投球で、つけいる隙を与えなかった。
五回に味方から先制点をもらうと「一人一人全力でいこう」と、ピンチを招きながらも力押しの投球で0を行進。七回は圧巻の三者連続三振で試合を締めた。
視察した阪神・筒井スカウトは「勝つために投げられるところが評価できる。上位候補の力はあると思う」と高評価。森はプロ入りについて「意識はするけど、第一は勝つこと」とチームの勝利を最優先する。