巨人 原監督が獲得経緯、構想明かす「1番梶谷2番坂本…」井納へ「時には中4日」

巨人・原辰徳監督(右)が同席の元入団会見を行う梶谷隆幸(中央)と井納翔一=東京ドーム3階スイートレストラン(撮影・中田匡峻)
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 巨人は14日、ともにDeNAからFA宣言した梶谷隆幸外野手、井納翔一投手と正式に選手契約を締結し、都内で入団会見を行った。原辰徳監督も同席した。

 日本一奪回へ、補強ポイントだった強打の外野手と先発候補の獲得に成功。原監督は獲得の経緯について「投手では井納投手、野手では梶谷選手とぜひ話をしてくださいと話をしました」と要望したことを明かし、続けて「2人はたまたまDeNAベイスターズであったと。2人の役割は当然、即戦力だし、ジャイアンツに足りないところに彼らの力を必要としたというところで入団したと。選手から日本一にジャイアンツに入ってくれたのは心強いと思っております」と期待した。

 起用法の構想も明かし、「中心選手として、井納君は先発ローテの一角として中5日、中6日、ときには中4日で。150イニング200イニング目指すことも。若い選手の教育でいい影響をあたえてもらいたい」と要望。梶谷については「梶谷選手はジャイアンツの中で1番、5番がここ数年苦労しています。1番3番5番を任せられる選手が入って来た。私の中では1番梶谷、2番坂本、3番丸、4番岡本と。心強いパーツが加わった」と、満足げにうなずいた。

 指揮官とグータッチもかわした井納は「正直、悩みましたが、原監督から直接、『戦力になってくれ』というのが僕の決め手になりました」とし、梶谷は「一度きりの野球人生。新しい立場で新しい経験をしたいという自分の思いが強くなりまして、決意に至りました」とした。背番号は井納が21、梶谷が13となった。

 今季、巨人はリーグ2連覇を成し遂げたが、日本シリーズではソフトバンクに圧倒されて2年連続4連敗。原監督は「早く来季こいと燃えています」と、闘志をみなぎらせている。

 梶谷は今季リーグ2位の打率・323。タフネス右腕の井納は17試合の先発で6勝。それぞれ、投打の主軸としての活躍が期待される。

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