ヤクルト 近藤、山中、風張ら7選手に戦力外通告 全員が投手

ヤクルト・近藤一樹
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 ヤクルトは2日、近藤一樹投手、山中浩史投手、風張蓮投手ら7選手に来季の契約を結ばないことを通達した。投手力が課題のチームだが、全7投手を来季構想から外した。

 近藤は近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーし、通算347試合に登板。18年には74試合に登板して最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得するなど、5シーズンでヤクルトのブルペンを支えた。岩隈が引退したことで、最後の近鉄投手として話題となっていた。

 右アンダースローの山中は今季6試合に登板して防御率5・52。風張は14年ドラフト2位で入団。今季は11登板で防御率7・98だった。

 山田大樹投手はソフトバンクから17年オフにヤクルト移籍。昨年は主に先発で5勝を挙げたが、今季は2試合の登板に終わっていた。NPBでの現役続行を希望し、トライアウトを受けるという。

 他にヤクルト一筋11年の平井諒投手、12年ドラフト3位の田川賢吾投手、育成のジュリアス投手も来季の構想から外れたことを伝えられた。

 田川は「自分の中では、ある程度覚悟していたので」とし、「どんな話をいただけるかも分からないですけど、とりあえずトライアウトは受けて」と前を向いた。

 ジュリアスは5年間を振り返り、「誰も覚えていないと思うけど、2軍で初勝利した時に、ベンチと、中継ぎの投手陣たちに『初勝利がかかっているから、ここ頑張ろうや』というそういう言葉をかけられた時は胸が熱くなった」と語った。

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