ヤクルト・高津監督、マクガフの無人の一塁へのけん制に「本人に聞いてもらいたい」

 7回、勝ち越しを許し降板するマクガフ(左手前)にベンチで厳しい表情の高津監督
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 「阪神4-3ヤクルト」(3日、甲子園球場)

 ヤクルトが、まさかの形で逆転負け。後味の悪い試合展開に、試合後の高津監督も言葉を絞り出した。

 問題になった七回のシーンだ。高橋が2本の安打と犠打で作った1死一、三塁のピンチ。代打・中谷が送られると、ここで高津監督は高橋からマクガフへの継投を決断した。中谷を空振り三振に斬って取り、2死一、三塁。近本を迎えた。

 近本への2球目に、一走の陽川が二盗に成功していた。3球目に見逃しストライクを奪い、その直後。マクガフがなんと一塁へけん制球を送る。走者もいなければ、一塁・坂口ももちろんベースにつかず、ボールは無人のベース上を通過して外野のファウルゾーンを転々。珍プレーで、同点、そして逆転の走者の生還を許した。

 マクガフの勘違いなのか、高津監督も「本人に聞いてもらいたい。僕もよくわからない」と困り顔。それでも審判に抗議した結果、「坂口がとっていたらボーク。でもそれをとれなかったら送球扱いになるので、2人も生還を認めます」との説明を受けたという。

 結果的にマクガフに対してはボークと悪送球が記録された。野球規則6.02(a)ボークの「規則説明1」に「投手がボークをして、しかも塁または本塁に悪送球した場合、塁上の走者はボークによって与えられる塁よりも余分の塁へアウトを賭して進塁してもよい。」とある。

 ボークで同点の走者が生還、悪送球で逆転の走者の生還となった。指揮官は「ミスすれば負ける」とし、「たくさん登板していればいろいろなことが起こる。その中で、どういい結果を出していくか。明日も(切り替えが)大事になる」と助っ人をかばった。

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