オリックス、自力V消滅 中嶋監督代行「終わったわけじゃない」
「ソフトバンク4-0オリックス」(25日、福岡ペイペイドーム)
オリックスは千賀を打てず今季5度目の完封負け。今季57試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。ここ10年では2016年の50試合、15年の54試合に次ぐスピードとなった。
中嶋聡監督代行は就任4試合目にして初の敗戦となった試合を振り返った。
先発・山本は五回まで毎回走者を出しながらの投球で6回2失点。
「ちょっと投げづらそうだったけど、十分というか、自分ではすごく悔しいピッチングだったんじゃないですかね。(球数は)最初はそうでもないと思ったんですけど、途中からかかりましたね。苦しい中でも2失点というのは、彼の力でしょうから。援護できなかったことがすべてじゃないですかね。もうちょっと、楽な展開だったら、もうちょっとできたのかなとも思います」
山本は7月12日・日本ハム戦で完投勝利を挙げて以来、勝ちがないだけに勝たせてやりたい思いは強い。
「本当にそう思います。ここ、頑張りどころなんで。勝ちをつけたいなと思っていますけどね」
打線は千賀の前に7回2安打5四球の無得点に終わった。
「良かったと言えば良かったですし、(制球が)定まっていないところをとらえきれなかったのがすべてですね。(七回は3四球で2死満塁の好機もあった)そうですね。もらったところを何とかと思ったんですけど」
就任から無傷の3連勝だったがついに止まった。
「続くわけじゃないんですけどね、何とかいい形でいい戦い方をしたかったんですけど、はね返された。それでも、戦い方として別にしっかり守れていましたし、点を取られましたけど、競っていったなかで、こっちが打ち勝つことを考えないといけないのかなと思います」
首位ソフトバンクに敗れたため、自力優勝の可能性が消滅した。
「別に終わったわけじゃないんで。それも優勝間近と同じで、ついたり消えたりするもんですから。まあ、最後までやるだけなんで。本当に」
新指揮官に悲壮感はなく、前向きだった。